↑晴海ふ頭で行われた災害医療連携訓練。ここで走り回ってました。
8月30日〜9月1日にかけ、各地で防災訓練が行われました。
1923日9月1日に起きた関東大震災の教訓を後世に、ということで例年、大規模な防災訓練が実施されています。
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災害医療では「トリアージ」が行われます。
トリアージでは、傷病者の状態を医師をはじめ医療従事者が初見で判断し、重等症・中等症・軽症・死亡といった分類で傷病者に"タグ"をつけます。
タグはこんなのです。
重等症:赤 早急な処置が必要、自発呼吸有
中等症:黄 処置は必要だが、早急ではない
軽 症:緑 歩ける、事後観察
死 亡:黒 死亡、もしくはそれに類する
(現状で救命活動は不可能である)
トリアージそのものは、医療従事者(主として医師)にしかできませんから、ボランティアの出番は無いように思えますが、実はそうでもないのです。
大規模災害や事故にあっては、ボランティア…というより自発的意思で協力してくれる大勢の人がいなければ、どんなトリアージも意味を為しません。
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災害医療現場での対応は、一次トリアージと二次トリアージ、症状別処置、救急搬送という流れをとっています。
◆一次トリアージ
発災現場で、傷病者が多数発生している状態。ここで第一の"ふる
い"をかけ主に重等症者、中等症者が優先的に搬送される。軽症者は自分で、死亡と判断された者は処置しない。
◆二次トリアージ
一次トリアージから搬送された傷病者の応急処置を行い、症状別に搬送する。一次救命処置(BLS)、二次救命処置(ALS)を行う。
◆症状別処置
症状(重度、中度)別の搬送で、救急車両等が到着するまでの観察・処置を行う。
◆救急搬送
医療機関等への搬送を車両・ヘリ等で行う。
(図解)
<振分>
一次Tr. 二次Tr. 症状別処置 救急搬送
△▲ ▲△ → ▲▲▲ → 最優先
△ → ▲△
▲ △▲ → △△△ → 優先
×△
▲○ → ○× → 事後対応
→の印は、それだけ【搬送する人間が必要】ということです。
医師がどれだけ素早く判断しても、搬送されなければ処置はできません。
一次Tr.の段階では処置をする場所も器材もありませんから、まずは現場から運び出し、一次的な処置を行い、その後、さらに搬送していきようやく救急車両や航空機に到着、となります。
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搬送を医療従事者が行うのは現実的ではありませんから、一般市民の協力が必要です。
"トリアージ"。違う世界のようで、いざというときは、普通の人も関わる医療活動なのです。
「もし、自分の家族がまだ息があるにも関わらず黒タッグをつけられたら…」
「自分が先に来たのに、後から来た人が先に搬送されたら…」
「医師の判断が間違っていたら…」
納得のいかないことは多々あることでしょう。ですが、それは多数を救うという点でどうしようもないことです。
どうしても納得がいかないなら、現場で文句を言わなくてもいいように、自分がそうならないように、家族がそうならないように、普段から備えておくべきでしょう。
「予め、そうなることがわかっている」のだから!
…ボランティアの役割のひとつとして、医師に文句を言ってかかる人への対応もあります。そのために1人ないし2人以上の人員が割かれる訳ですから、搬送に影響します。
納得がいかない、我慢ならないと誰かに詰め寄ることで、誰かの命を危険にさらしている、ということも覚えておく必要があります。
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9月5日までが防災週間です。
この機会に、ご家族やお友達と、災害時の対応について話をされてはいかがでしょう?
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